カラトラバ 

シウダ・デ・アルテ・イ・シエンシア(バレンシア)

芸術・科学都市

バレンシア生まれで、スイスのチューリッヒ工科大学院で土木工学を学び、チューリッヒに建築エンジニアリング事務所を持つカラトラバの作品群。建築のスケールを越え、都市、橋梁デザインのシビル・エンジニアリングのスケールである。まさにバレンシアの誇る、「カラトラバ建築・都市博物館」といった感じである。建築学的空間を創造する建築家というよりは、むしろ優れた構造物を設計する橋梁デザイナーというエンジニア位置付けで、この建築群は「21世紀のクリスタルパレス」と呼ぶにふさわしいであろう。


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ガウディのコロニアグエルのような傾いた柱と小鳥が大きく口を開けたような連続窓。両側に付く長くて急な階段。

人工地盤を支える傾斜した立体的な柱。木立のような有機的な造形。この上は、植栽の施された人工地盤となっている。

建築構造というよりは、橋梁インフラ造形的なファサード。建築スケールを超えている。

 

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太陽の光で薄く水を張った水面に建物が反射して幾何学的なシンボリックなフォルムがより浮き上がって見える。

 

光と影のコントラストで際立つフォルム。緩やかな弧を描くクリスタルのファサード。橋梁のシビル・エンジニヤリングに裏付けされたデテールによる、美しく完成度の高いシェルター。

 

最近完成したオペラハウス。気恥ずかしいほどまでの際立ったフォルム。昆虫の頭、もしくはそれをイメージしたヘルメットのフィギアのよう。建築デザインというよりも工業デザインに近い。

 

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内部に見える半球はプラネタリウム。巨大円弧の下半分が機械仕掛けで両側を軸として二つに折り曲がりながら開閉する。このデザインは、バルセロナのテレコムタワーの入口と同じもの。

 

これもまた、昆虫の頭、もしくはそれをイメージしたヘルメットのフィギアのよう。

入り口売店部分。プナレタリウム同様、円弧の扉が機械仕掛けで開閉する。折曲がって開いている状態。