Can Coll 再生計画 / プロジェクト
 
プロジェクト ファサード 屋根天井 サロン キッチン

  廃屋と化していた古い農家屋をまず実測して図面を起こすことから始めた。各部屋は不整形で、壁厚もそれぞれ違うので、図面を起こす作業はまるでジグソウパズルを解くような感じで進めた。図面を起こし、石の積み方、アーチの形大きさなどを分析することによって、この建物が15世紀に建てられ、過去500年の間に2度の大規模な増改築を行ってきている3つの建築の集合体であることがわかった。中央部の2つの小さめの半円形アーチの部分が最初に建てられた部分で、次に西側部分(16世紀のスペインルネッサンス期に大き目の半円アーチが作られ、17世紀後期のスペインバロック期にの内側に小さめの弓形のアーチが作られ2重アーチとなり、その後閉じられ現在に至っている。)、その後東側と北側の塔の部分が18世紀後半に増築され、現在の建築のフォルムになったと推測ができた。そしてまず最初に、この歴史的背景を踏まえた建築学的な再生計画を行った。2重アーチの窓にすることによって、この建物の500年もの間に変化してきた歴史的特徴をデザインする。a. の3Dパース参照。まず最初に、中央から右の部分(東側)を彼らの住まいとして改築し、左の部分(西側)は、プチホテルとして次に改築することにした。計画をするにあたっては、15haのブドウ畑の風景の中に建つカタルーニャ古民家を保存再生し、雨水、太陽エネルギー等の自然を利用したオルガニックなエコテック建築を考えた。この建物には、水道、井戸の給水施設がなく、屋根に降った雨水を貯める5つの貯水槽からなっている。また、下水道もないので、ろ過式の浄化槽を作ることになった。ここは、地中海気候で夏乾燥した晴れの日が続くので、電気は自動的に太陽を追うソーラーパネルとし、補助的に発電機を使いようにする。

a b c
a.  3つののエポックの建築当時のオ
    リジナルな建物の姿に戻し、建築
    学的に現代における建築再生の
    あり方をデザインする。

b.  この建物の歴史的特徴である閉じ
    られてい
た2重アーチの部分を窓と
    する。
薄いレンガで出来たカタラン
    ボールト構造の2階のテラスを修復
    する。

   c.  各部屋を実測し、起こし
      図を作る。

d e f
d.  第一フェーズ、中央から東側の部
    分一階現況図面
             e.   二階現況図面         f.   鳥かんパース
g h i
g.  一階平面設計図 218,99m2
    
述床面積485,12m2
  h.   二階平面設計図 218.99m2      i.  3階平面設計図
       47,14m2
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